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魂ひとつで/田村芽実ちゃん卒業公演ライブビューイングレポート

 

別名「1年半前から突然アイドルにはまり普段はジャニーズ中心でハロプロデビュー組に名前のわからない子がいて生で見たことあるのはリリイベ一度だけの超絶にわか茶の間ファン(20代喪女)がはじめてのハロプロライブビューイングにぼっち参戦してきたよの巻」。

ちなみに初めて行ったリリイベはこないだの「次々続々/糸島Distance/恋ならとっくに始まってる」だし、ジャニーズ中心とか言いながらジャニーズのコンサートには一度も行ったことがない、正真正銘純粋培養の茶の間ファンです。

ほんとうはリリイベの感想も書こうと思っていたのに気づいたらもうこんな感じになってしまっていたので、ちょこっとだけそのへんも混じってます。

 

わたしをアイドルの世界に導いてくれたBerryz工房が活動休止してからというもの、その心の穴を愛らしい笑顔とキレまくったパフォーマンスで満たしてくれた田村芽実ちゃんの卒業コンサートということで、わたしもなんとか月曜がとりわけ忙しい職場から1時間休をもぎとりライブビューイング会場に駆けつけました。

ものすごいどうでもいい話なんですけど会場の映画館がすごいシャレオツなビルディングに入っていて、待ち時間中所在なげに右往左往するオタクの人たちがかなりいらっしゃって勝手に同士を感じていました。まあそんな中でもどうやら座れるカフェがあったのでそこで開演15分前くらいまで時間をつぶして入場したんですけど、聴こえてくる「ネンネンネンネネンネンネン……」というゆかいなフレーズ……。オープニングアクトのことすっかり忘れてたっていうか初めてだからしらねーよ!!!!せっかくこぶしちゃんのメンバー覚えたてだっていうのによお!!!!!!でも一番最初に覚えた美人さんこと井上玲音ちゃんはいなかったようで残念。

ちなみに座席なんですけど遅れて取ったせいか前から4列目の通路側でかなり見上げる状態。観客は7割くらいペンライト持ってきてて、驚くことに4割くらい女性でした。おひとりさま参戦の女性も結構いたので安心。お友達になりたいけどそんなコミュ力あったらとっくに友達連れてきてる。というかライブビューイングすっごい良くて自分に向いてるなと思いました。基本的に地蔵スタイルだし、コールもあんまりわからないし、なにしろ目が悪くて現場だとちっとも見えないし、ひとりの動きをずっと見ていたいというよりは箱推しだし。かといってDVDとは違ってやっぱりリアルタイムだし、大画面とすばらしい音響でドキュメンタリー映画を見ているような気分になりました。会場のひとたちはペンライト振りは完璧にずっとやってたんですけどコールとかはほとんど聞こえませんでした。でもやっぱりわかる曲ではささやかながらコールもしてみたいという面倒な地蔵なのでその点ではすこし寂しかったかな。隣にはおひとりさまの男性が座ったのでどんな感じなんだろうと思いきやペンライトも降らないしわりといいとこで飲み物買いに行ったりしてたのであまり熱心なかたではなかった模様。残念なようなホッとしたような。もしかしたらもうひとつお隣も女性だったし、女性に挟まれて居心地悪かったのかもしれないな、すまなかった男性。

 

そんな前置きはさておき、厳かにはじまるオープニング映像。とにかくこの映像のセンスが良い。あまりいろいろなアイドルを見てきたわけではありませんが、こんなにクオリティーの高い、それでいてメンバー紹介としても申し分のないオープニング映像ははじめて見ました。水面に絵具を垂らし、メンバーが思い思いのマーブル模様を描いていくようすが幻想的に映し出されます。最後にめいめいがそのマーブル模様を紙にうつしとり、その紙からぽたぽたと水滴が垂れた先には、ANGERMEの文字が浮かび上がります。そして強い逆行のなかメンバーが悠々とステージに現れ、レーザーと電子音によるスタイリッシュな演出とともにリフトアップ、そして最新曲「次々続々」、壮大なロックサウンドの「ドンデンガエシ」。この一連の流れのなんと芸術的なことか!一部の隙なく練り上げられた構成に、息をのむほど圧倒されます。レーザーとリフトアップなんてジャニーズ顔負け、いや、ジャニーズコンサートでもここまで完璧に世界観を造りあげているものは稀です。それなのに、全員、ひとりのこらず、その世界観に負けていないのです。誰が映っても余すところなくかっこよくて、かわいらしくて、憂いも悲しみも飛び越えた、言いようのない感動に襲われます。ハロプロのコンサート映像を見るといつも思うのですが、愛らしい女の子たちが笑顔で(活き活きとした表情で)歌い踊っているさまを見るだけで、どうしてこんなに胸が締めつけられるほどの喜びが湧きあがってくるのでしょう。

「糸島Distance」ではお衣装がぱっかり割れてまたすてきなお衣装。もっぱらの評判ですがほんとうにアンジュルムのお衣装はすてきです。担当スタッフさんの技術、事務所内での注目度はもちろんあるでしょうが、なによりオープニング映像も含め、リーダーあやちょの卓越した審美眼が大きく貢献しているに違いありません*1。その後3曲はベストアルバム特典曲。わたしは初回B盤を購入していたので、「汗かいてカルナバル」「マリオネット37℃」の良曲っぷりは存じておりましたが、なんといってもこのライブでの初見で衝撃的だったのが「カクゴして!」というとびっきりのキラーチューン!スマイレージらしいハイパーキュートポップチューンの流れをくみながら、アンジュルムらしい挑発的な女の子像も併せ持っている最高さ!ぜひライブの定番曲になってほしいです。

続けてスマイレージ曲のターン。なにより盛り上がったのは「プリーズ ミニスカ ポストウーマン!」。バックにはMVも流れて、幼いめいめいにきゅんきゅんしながら、なんてすてきな女性になったんだろうと感激しきり。というかオタクの皆さんにはほんとうに今更な話なんですけど、スマイレージ初期曲はライブがとりわけ楽しい!「夢見る15歳」「有頂天LOVE」なんかは映画館の音圧が良く効いて、ライブビューイングに来てほんとうに良かったなと思いました。

そしてめいめいと3、4期のプリティーで笑顔いっぱいのコーナー。アンジュルムがすごくお得なグループだなと(?)思うのは、アンジュルムになってから力強くてカッコイイ路線に統一されているんですけれど、こうしてスマイレージのカワイイ路線の曲も引き継いでいるところ。3、4期メンバーが王道アイドルらしく歌って踊る姿も見ることができてすごく嬉しいのです。ぎゅっとくっついて楽しそうにはしゃぎながら歌う5人を見てもうオバチャン既に涙腺決壊寸前。のところで初期2期の「スマイルファンタジー」がきて、その神々しさ、尊さに逆に涙が引っ込みました。荘厳で雄大なスケールの世界観は、まさに田村芽実というアイドルにしか成しえないすばらしいステージでした。そして花音ちゃんの卒コンでも感動を呼んだ「交差点」。え、もうここできてしまうの早くない?!と動揺しつつ、花音ちゃんのときにも思いましたけれど、実にアンジュルムメンバーの卒業にふさわしい良い歌詞。メンバーが涙するなか、とびっきりの笑顔でいるめいめいを見て、ついに涙腺崩壊。朦朧としながらエモに浸っていると、めいめいの決然とした台詞からの「恋ならとっくに始まってる」、痺れました。つんくさんはほんとうに最高の曲をプレゼントしてくれましたね。"私もどうなってもいいみたい"なんて好きなアイドルに歌われたら、そりゃあ、心がぐっちゃぐちゃになったって、笑顔で送りださなきゃなって思わずにいられない。

アメリカのMCは彼女たちらしくおっとりしていて愉快で、きっとずーっと友達でいてくれるんだろうなって、ちっとも寂しさを感じさせてくれないところが大好き。続く「私、ちょいとかわいい裏番長」は茶の間にとってあこがれの曲!3期の煽りもとっても良かったけど、最後にお着替えの終わっためいめいが躍り出てきてそのドスの効いた声で場をぐっとさらっていく爽快感といったら!花音ちゃん、めいめいがいなくなって、この曲はどう歌い継がれていくのか楽しみ。その後はアンジュルムのシングル曲の怒涛のメドレー。「大器晩成」はやっぱり会場みんなの心をひとつにしてくれる名曲で、この曲があるかぎりアンジュルムは大丈夫だな、と確信できます。そして多幸感のシャワーの降り注ぐ「スキちゃん」。このあたりはもういろんな感情が駆け巡って意識が朦朧としていましたが、めいめいとあやちょのとびっきりの笑顔がぼんやりと記憶に残っています。メンバーが退場してからは、一面の紫ペンライトの海でめいめいコール。どこか切実にめいめいを呼び続けるオタクたちに、わたしも思わず声を張り上げました。

次に現れためいめいは、濃いオレンジ色に白い水玉のレトロなドレスに、白いリボンのついた麦わらの帽子。とってもかわいくて素敵でした。今まで見かけたことのある卒業ドレスのなかでもひときわセンスが良くて、めいめいらしさがぎゅっと詰まったお衣装でした。そのお衣装で「自転車チリリン」を歌う、いや、演じてみせるめいめい。お手紙もとっても明るくて、のびやかで、たくましくて、かわいらしくて。明日からのことなんて誰もわからないのに、不安であたりまえなのに、「約束させてください」と堂々宣言するめいめいは、ほんとうに意志の強い女の子、わたしの大好きな戦う女の子そのものでした。めいめいは自分のことをなにもできない小さな存在だというけれど、そんないたいけな肉体に魂ひとつ宿して戦える女の子は、世界じゅう探したってそんなにたくさんはいないんだよ。

最後のあいさつで、メンバーがみんな次々に涙してしまって、めいめいがどれだけ愛されたひとだったかというのを実感しました。すばらしい美脚の映えるパンツスタイルに着替えためいめいは、「旅立ちの春がきた」「友よ」でもいつも通り研ぎ澄まされ冴えわたっていて、ちっともしんみりすることなく、軽やかにさわやかに巣立っていきました。わたしにとってBerryz工房のラストコンサートはひとつの聖書でしたが、思いっきり別れを惜しんで泣かせてくれるラストもあれば、こうして笑顔のままに終えてくれるラストもあるのだなあと、改めてアイドルってふしぎな人生ゲームだなあと、思ったり。最後にひとり出てきてくれたときにまで誠実にまっすぐに届けてくれためいめいの言葉は、喪失感以上にわたしたちを勇気づけてくれました。類稀なる鮮烈な才能と、ほとばしるばかりの情熱を持った、ひとりの偉大なアイドルの軌跡の片鱗を、そして彼女を擁したグループのひとつの巨大な完成形を、こうして感じることができて心の底から幸福でした。

 

終演後は目を血走らせながらも楽しさの余韻に口角が上がってしまう不気味な顔面をサラリーマンたちに曝しながらの帰宅でした。「最高」「かわいい」「すばらしい」しか言ってない語彙が貧相なレポートでお恥ずかしながら、メンバーひとりひとりがほんとうに魅力的で書きたいことがいっぱいあるので、最後にざっと連ねて終わりにしたいと思います。

 

 

○かみこ(神國料萌衣ちゃん)

メレンゲのお菓子のように甘くて、サファイアのように艶やかで、雛菊のように可憐な、かわいいかわいいかみこ。彗星のようにあらわれたあなたの愛らしさはわたしたちをたちまち夢中にさせました。それはかみこがかわいいだけではなくて、とても努力家でみるみるうちに成長しているのが見えるからです。花音ちゃんの不在という大きな穴を、新人の女の子に背負わせるのはあまりに酷ではないかと思われましたが、武道館ではますます歌に安定感が出ていて、「これからが楽しみ」なんて言葉をとっくに超えていました。かみこのほっぺぷにぷにしたいシンドローム

 

○りかこ(佐々木莉佳子ちゃん)

最後の挨拶のとき、泣かないと決めたりかこは、顔をこれでもかっていうくらいくしゃくしゃにして、何度も何度もくしゃくしゃにして、おっきな目をたくさんぱちぱちして、キュートな唇をへの字にして、なんとか涙の墜落をこらえました。そのおかしくって切なくって愛おしいことといったら。いつもりかこの華やかで完成された存在感には心ときめいてばかりですが、そんな特別な女の子のこんないじらしいところを見て、好きにならずにいられるでしょうか。

 

○あいあい(相川茉穂ちゃん)

今回の公演で、なんだか雰囲気が違うな?というかかわいくなった!チャーミングになった!とおどろいたのがあいあい。もともときれいなお顔だちなのはもちろんだけれど、なんだろう、表情なのかなあ。なかでもバレエのシーンはハツラツとしていて素敵でしたし、糸島のお衣装がとっても似合っていて、あいあいの魅力が少しずつ外側へと発現しているように感じます。交差点の「不器用な人だね 不安もあるだろう」という歌詞で喉を詰まらせるあいあいの手を、めいめいが優しく握っていて、胸がぎゅうぎゅうしました。

 

○むろたん(室田瑞希ちゃん)

「田村さんのストイックな部分とか、パフォーマンスとか、わたしが受け継ぎたいです!」と言ってくれたむろたん。そうです、みんながそう信じています。むろたんにはそう宣言できるほどの力があるとみんなわかっています。でもね、むろたん、わかっているだろうけれど、そんなに気負わなくて大丈夫だよ。スマイレージの音色を今に繋ぎ続けているのがあやちょだとしたら、アンジュルムの音色を作っているのは間違いなくむろたんです。むろたんがむろたんらしくのびのびと、生き生きと表現できる未来に、わたしたちは期待します。

 

○りなぷー(勝田里奈ちゃん)

変わらず省エネ、クールでのんびりやなりなぷー。だからこそ、武道館で感情を露わにする姿に驚き、感動しました。静かに目を濡らすりなぷー、楽しそうに満面の笑顔のりなぷー、とっても素敵でした。でもさすが、天才的なMCのおもしろさには、彼女の聡明さをいつも感じます。ブログに綴られた「今だから言えるけど、私達が認めてもらえるにはちょっと時間がかかったよね。」という言葉の重さ。わたしはその歴史を共有することができなかったけれども、どうかアメリカの尊い関係性が永久に続きますように。

 

○タケちゃん(竹内朱莉ちゃん)

リリイベで本物のアイドルを初めて目の当たりにして、もっとも魅了されたのがタケちゃん。もちろんタケちゃんのスキルの高さは重々承知しているつもりでしたけど、生のタケちゃんを見て自分の世界の小ささを知りました。タケちゃんは最近めきめき女性らしくなって、並行的にどんどんかっこよくなっていますが、中盤のヘソ出し衣装で見えたぽよぽよお腹についニッコリ。タケちゃんとめいめいが、実はお互いライバルだと思っていたことを告白して、驚いていたのはメンバーだけでした。でもそれをあえて口にしてくれることが、とても熱くて、切なくて、嬉しかった。ふたりの誇り高いアイドル魂が、無言のうちに競い合って磨かれたパフォーマンスが、きっとアンジュルムをここまで押し上げてきたから。ハロプロにシンメ文化があったなら、彼女らは伝説の二人になったろうな。

 

○かななん(中西香菜ちゃん)

みんなとっくに気がついてることだろうけれど、かななんほんとうにきれいになった。ハロプロの子たちを見ていて、女の子って18歳から19歳くらいの間にぐっとお顔だちが完成されるのだなあと思っているのだけれど、かななんはまさにそう。そこに表現者としての自信も加わって、映るたびにはっとするほどドラマティックなのだ。グループの中のポジションも年長者らしく、涙を浮かべながらも最後まで凛として、でもかななんらしいほほえみの温かさでいらっしゃいました。めいめいが卒業して、かななんの低音はより重要度を増していくんじゃないかなあと思っています。

 

○あやちょ(和田彩花さん)

思考回路はショートしまくっていたリリイベ握手会直後、脳ミソに残っていたたったひとつの映像は、宇宙をはらんだようにきらめくあやちょの瞳でした。ほんとうは同じ美術史学徒として「あやちょはドミニク・アングルの作品のように完璧に美しいです!」などの気のきいた言葉をかけようと思っていたのに、その静かながらも溢れんばかりの情熱を宿した瞳に、たちまちすべて吸い込まれてしまったのです。あやちょの持つ芸術性と高い理想は、いまやアンジュルム全体の精神として、メンバーひとりひとりの体内を流れています。すっかり初期とはメンバーもグループ名も変わってしまったアンジュルムが、スマイレージの曲を歌い継いでいくことができるのも、きっとそのおかげです。個性的なメンバーたちを引き連れてそのままどこまでも、遠い遠い地平の果てまで、突き抜けていってほしい。それができるひとだと、信頼してやみません。

 

○めいめい(田村芽実ちゃん)

ツイッターのログを見てみると、わたしが初めてスマイレージを見たのは、2014年12月3日のこと。それは「嗚呼すすきの」のMVで、めいめいのことは、なんだかお顔も歌いかたもアクの強い子だなあ、という印象を持った記憶がある。直後17日にアンジュルムに改名。1月7日にはめいめいが一番気になるとのツイート。まもなく「大器晩成」MV公開。我ながらすごいタイミングで入っていったものだ。

めいめいのダンスと歌が大好きです。「ヤッタルチャン」「ええか!?」のめいめいの存在感に痺れて、そのパフォーマンスの鋭さでもっていつも何かと戦っているような気の強さに憧れました。アンジュルムになってからは、新たに目指していく方向性のなかでますます存在感を増し、類を見ないタイプのアイドルとして花開いていました。だからこそ、卒業の発表を聞いたときには衝撃だったし、いろんな理屈を抜きにしても、なにより寂しかった。もっともっとアイドルとしてのめいめいの快進撃を見ていたかったから。新曲が出るたびに、めいめい今回はどんな新しい表現を見せてくれるのだろうとわくわくしていた、その期待をめいめいはいつも飛び越えてくれた、そんなすばらしい体験ももう二度とできなくなってしまうなんて。

だから慌ててリリイベを見に行って、初めてでぼっち参戦なのに無茶しやがって一日ぶっ通しで見たんですけれど、アンジュルムというグループの未来には輝かしいものしか見えませんでしたし、そんななかで迎えた卒コンは、やっぱりわたしのちっぽけな期待なんて掻き消してしまうくらいに、すばらしく魅力的なものでした。「ああ、めいめいの選択はこれ以上ないくらいに正しいのだ」と、不覚にも納得してしまったのです。

わたしが初めて見たハロプロ卒業コンサート道重さゆみさんのそれで、道重さんがあのとても美しいばらのドレスをお召しになっているのを見て、「女の子のアイドルが卒業するときのお衣装は、世界でいちばんきれいなお姫さまになるためのものなのだ」と思いました。花音ちゃんの卒業ドレスを見たときも、おなじことを思いました。けれど、めいめいのあのすばらしくすてきな水玉のドレスは、めいめいがお姫さまになるためのものではありませんでした。めいめいはいつだって、わたしたちの想像の向こう側に、そのすべての魂をかけて走ってゆくひと。めいめいのドレスは、めいめいが世界でいちばんのミュージカル女優さんになるための、めいめいが未来へ向かって飛び立ってゆくための、めいめいの大いなる夢のためのお衣装だったのでした。

 

もう止めたりできないよ、めいめい、いってらっしゃい。

 

*1:ちなみに、あやちょが美術史に興味を持つきっかけになった画家はエドゥアール・マネだと言っていましたが、わたしもまさに同じで、勝手にしたり顔をしているのです。