ハロー!プロジェクトとジャニーズの2人組ユニットでハロプロ楽曲を歌っていただきたい

はーい、兼ヲタのみなさんお元気?(©夏焼雅さん)

笠原桃奈さんが山田涼介さんの首にレイをかけるさまを見たわたしはとってもとっても元気です!

ここまできたら、ハロー!プロジェクトとジャニーズの合同コンが開催される日も遠くはないですね。ね。

ハローとジャニーズのコラボレーションといえば、モーニング娘。'17とSexy Zoneが『LOVEマシーン』を披露したMステは最早伝説となりましたが、折角ならばより少人数でメンバー同士が芸を競い合うさまを拝見したい。

というわけで、ハローとジャニーズから1人ずつメンバーを選び、2人組のユニットでハローの楽曲を歌ってもらおうという、欲望に欲望を重ねた妄想を恥知らずにも公開いたします。その選出基準は以下の通り。

①現役メンバー

②20代以下

③バックヤードで仲良くなりそうにない

ええまあ、気持ち悪いですよ、わかっています。ここで正気になってはいけません。なんたって日本のトンチキ市場を二分する両事務所を股にかけているのですから。

なお当方の現在の主軸はアンジュルム。ジャニーズではHey!Say!JUMPと関西Jr.を推していたのですが東京Jr.の履修を始め、うっかりTravis Japanの泉に頭から飛び込んでしまったところ。Hi美は履修が追いついていないほか、偏りのある人選になっておりますことをご容赦ください。

 

◆『大人の事情』Juice=Juice

山崎夢羽(BEYOOOOONDS/雨ノ森川海)

西畑大吾(なにわ男子)

みんな大好き『大人の事情』を正統派赤センターに歌ってもらうと言えば簡単なのだが、そう一筋縄ではいかないのが両事務所。各々にとって王道の(つまり奇妙な)アイドル像をいささか誇張気味なほどに全うするふたり、その頑なさの後ろに本人のやわらかな性質が透けて見えるのがたまらない。大人の事情に否応なく晒されるセンターポジションへの切実を、この王道の(つまり奇妙な)つんく曲に乗せてほしいという願望で選曲。

 

◆『Fantasyが始まる』モーニング娘。

牧野真莉愛モーニング娘。'19)

中島健人Sexy Zone

現役で歌割のある曲を選ぶのは短絡的かと思ったのですがどうしても。「セクシーサンキュー」と「まりあんLOVEりんです」は違う呪文だけど同じ魔法じゃないですか。そういうことです。魔法をかけるのも魔法にかかるのも自分次第だよって教えてくれる、美しくトンチキで努力家な魔法つかいたち。ふたりが「かぼちゃの馬車を正面に回して!」を唱えれば、世界はたちまちふたりの正気の狂気に魅せられる。Crazyでごめんね。

  

◆『SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~』モーニング娘。

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宮崎由加(Juice=Juice)

阿部亮平Snow Man

最近の口癖が「阿部ちゃんマジハロメン」になっているほど阿部ちゃんマジハロメンなんですよね。同意されたことはない、だがわたしは主張し続ける。阿部ちゃんのあざとさはゆかにゃのあざとさと同質のものであると。それはすなわち自然体の親切さであり、勤勉さであり、そして自制心。その上品なあざとさを存分に発揮できるのは、投げやりなオモシロ曲に見せかけて実のところ緻密な技術を要するこの怪曲かと。

 

◆『抱いてよ!PLEASE GO ON』後藤真希

室田瑞希アンジュルム

京本大我SixTones

京本さんのことはジャニーズにおける田中れいなだと常々思っており、じゃあハローにおけるジェシー的存在はと考えてみるとそれってむろなのでは、という謎理論によって選んだ組み合わせ。ふたりのどこか切迫感のある声質は、れいなも得意とするこの楽曲にぴったり。キレキレのハイトーンとダンスと表現力をバチバチに戦わせるところが見たいです。とにかくあれですね、ひとつ言えるのは、ハローもジャニーズもギャルは最高ってことで。

 

◆『ロッタラ ロッタラBuono!

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山木梨沙カントリー・ガールズ

中島裕翔(Hey!Say!JUMP)

好きな人と好きな人と好きな曲を組み合わせただけです。すみませんでした。「幸せになるため生まれ、そして誰かを幸せにするため生きていくんだ」という詞の似合う、ノーブルでクレバーで、明るいのに憂いがあって、器用なのに不器用で、生真面目なあまりちょっぴり後ろ向きなところがいじらしい。ちゃんと自分の手で幸せになれるしたたかさもある人たちだから、心配しているわけじゃないけれど、どうか幸せになってと願ってしまう。

 

◆『Crazy about you』ミニモニ。

清野桃々姫(BEYOOOOONDS/雨ノ森川海)

松倉海斗(Travis Japan

ビーフェイスにプリティーな身長という愛嬌たっぷりのビジュアル、そのイメージを一蹴するかのようなキレのあるダンスとハンサムな美声とくれば、高橋愛のいるミニモニ。を歌ってもらうほかないでしょう。率直に言って松倉さんにつんくの16ビート刻んでほしすぎるし、桃々姫はまさに16ビートの新進気鋭。総合的にハイスキルだからこそ負けん気の強いふたり、シリアスなR&B楽曲でシビアに競い合うさまがありありと想像できる。

 

◆『ギャグ100回分愛してくださいBerryz工房

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宮本佳林(Juice=Juice)

大西流星(なにわ男子)

こういう粗雑な括りかたをしてしまうのはアイドルおたくとして怠慢だが、敢えてこの言葉で表そう、「アイドルサイボーグ」コンビと。大西流星に対抗できるのは宮本佳林しかいないし、宮本佳林に対抗できるのは大西流星しかいない。そういうアイドル道ド真ん中っぷりがむしろ特異ともいえる子たちには、コミカルかわいさでコーティングされた高難度の曲を充てるのがハロー流というわけでこの曲。のにゅ!のにゅ!で最強のブリ声をキメてくれ。

 

◆『好きすぎて バカみたいDEF.DIVA

笠原桃奈アンジュルム

小瀧望ジャニーズWEST

ももなとのぞむちゃんが好きすぎてバカみたい。ずっと熱望している組み合わせ。メンバーたちの愛に包まれてすくすくと大きくなり、度胸と優しさの上へ知性と技術をまとい、今やグループの中核を担いつつある最年少大型犬たち。まだ伸びしろのたっぷりあるダイナミックな所作と、グループ随一のキュートな色気で歌い上げてほしい。あとはLOVEラブリーももな!LOVEラブリーのぞむ!コールが本当にやりたいです。完全に純粋な欲望です。

 

◆『世の中薔薇色』Berryz工房

横山玲奈モーニング娘。'19)

知念侑李(Hey!Say!JUMP)

かわいいは正義!かわいいは無限!かわいいは世界規模でも負けないぞ!かわいいは決して楽な仕事じゃなくて、色んな刃を心に棲まわせているだろうけれど、それを超えた先にある致死量のかわいさで、ドカ~ンとかわいいを解き放ってくれるにちがいない。かわいいの運命のもとに生まれてしまったふたりの覚悟を知るほどに、「幸せすぎると手を振りたくなる」なんて一見傲慢な瞬間こそが、我々にとっては最大のよろこびとなるのだ。

 

◆『奇跡の香りダンス。』松浦亜弥

高木紗友希(Juice=Juice)

岸優太(King&Prince)

単純な話、それぞれがあややの曲に合うなと。岸くんほどあやや曲にぴったりな声質の男性この世にいます?良い意味で軽いタッチのドライな発声のなかに、甘やかなニュアンスを感じる独特の歌唱。いっぽう紗友希ちゃんは抜群の歌唱力でもってしっとりと歌う機会が多いけれども、かつて披露した『ね~え?』がとても良くて、実は声質自体は明るいのだなと気づいた次第。「この街は若者の涙で出来ている 居心地悪くない」は、ふたりが歌うと少し怖い。

 

◆『イジワルしないで 抱きしめてよ』Juice=Juice

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秋山眞緒つばきファクトリー

松田元太(Travis Japan

グループに後から加入した最年少、人懐っこくお茶目な性格、いっぽう表現はしなやかで華麗、清潔な色気すらある。多少粗削りなところも魅力的で、クールもキュートもセクシーもいける若くして多彩なパフォーマーたちだけれど、ここはふたりのモードな雰囲気を活かして難易度の高いシャレオツ曲を。ダンスも歌も成長し、期待のルーキー枠を超えて今後ますます主戦力になってゆくであろう子たちの、もう一段大人な表現を見たい。

 

◆『白いTOKYOZYX

井上玲音こぶしファクトリー

永瀬廉(King&Prince)

褐色肌美形枠とくくればそれまでだけれど、年齢を重ねますます容姿が洗練されていって、年相応の背伸びを覚えてもなお失われない内面のピュアさ、言い換えるならお子ちゃま感(褒めています)が天然記念物なふたり。鼻にかかったまったりと低めの声質も相まって、ZYXの小生意気な歌唱がぴったりはまる。「遠くに行っちゃいそうで怖い」なんてまったく、こっちの台詞だ(?)。

 

◆『天真爛漫』スマイレージ

マリウス葉Sexy Zone

小関舞(カントリー・ガールズ

信念とはなにか。誠実とはなにか。慈愛とはなにか。知らないのなら、ふたりを見れば良い。こんにちアイドルが生きる現実において、その気高さは裏切られたり捨て置かれたりすることもあると思い知らされてなお、「うちらの人生は真剣 一秒も無駄にしない」を地で行く、おそろしいほどの人間性の器たち。地球は丸いし、世界は広いし、愛が溢れてるってことを、ふたりのまっすぐなアイドル人生が証明し続けてくれるのだろう。

 

◆『都会っ子 純情』°C-ute

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江口紗耶(BEYOOOOONDS/CHICA#TETSU)

ラウール(Snow Man

本人の意思に関わらずにょきにょきと伸びてしまった棒切れのような長く美しい手脚で踊る『都会っ子 純情』はエモいどころの騒ぎではない。「でもね私子供じゃない」、とステージに立つ姿はすっかり一人前でありながら、まだまだ朗らかなあどけなさを残していて、同時にパフォーマンスにはウェットな質感がどうしても滲んでしまうあたりも°C-uteっぽさがある。このふたりに限らず、高校一年生世代は両事務所ともに有望株ばかりで目が離せない。

 

◆『もしも・・・』モベキマス

上國料萌衣アンジュルム

佐藤勝利Sexy Zone

兼ヲタ界隈では定番といえるコンビ。かくいうわたしも漏れなく、ふたりは生き別れの双子論者です(?)。くっきりとした目鼻立ちの国宝級顔面はさることながら、ハローやジャニーズでは希少な清涼感あふれる声質も似ていたり、実はアイドルぶった振舞いに照れがあったりするのも魅力的。というわけでカワイイに振り切ったこの曲を、はにかみながら歌ってほしい。もしもこの星が一日で最後迎えるとしても、ふたりの美しさで忘れさせてほしい。

 

◆『This is 運命メロン記念日

岸本ゆめのつばきファクトリー

神山智洋ジャニーズWEST

わーい!みんな大好き芸達者スキルメン合戦だ!神ちぁんにこの曲を歌わせないジャニーズ事務所は阿呆である(ひどい言いがかり)。そこで神ちぁんと張り合えるスキルメンの中でも相性が良いと想像できるのはつばきのDIVAことゆめのちゃん。唯一無二のパフォーマンスには挙動にコミカルさも含ませながら、斬れ味の鋭さでは事務所内でも群を抜いている。そんなパワフルなふたりの「この先どうする?」は、生命の危険すら感じさせる爽快感。

 

◆『愛して 愛して 後一分』モーニング娘。

和田彩花アンジュルム

松村北斗SixTones

プラチナ曲を歌うために生まれてきたのではというレベルで存在がプラチナ期な北斗さん、これは敬虔なるプラチナ期の追随者ことあやちょと組むことで、インテリジェントな色気を戦わせてほしい。「時にはジェラシー私を見てセクシー」を無駄にウィスパーたっぷりに歌い上げる北斗さんが眼に浮かぶよう。そしてそのねっとりとした余韻を「エンドレスな恋 真っ赤に燃える」のあやちょの朗々とした声で力強くぶった切ってほしいな。

 

いやア、相当に悩んでああでもないこうでもないと書き上げるのに時間がかかってしまいましたが、こうして眺めていると自分もしかして天才なのでは?と思ってしまうほど最高のユニットばかりですね!自分の趣味なのだから当然なのですが。

わたしの貧困な脳みそではどうしても似た者同士を組み合わせてしまうばかりだったので、発想の柔軟な兼ヲタのみなさん、後はよろしくお願いいたしますね。

両事務所におかれましては今後ますます積極的に競演していただいて、……嘘です、なかなか心臓に悪いので、ここぞというときに兼ヲタを喜ばせてくださると大変ありがたく存じます。ハロー!プロジェクトとジャニーズのご発展、ご活躍を祈念いたしまして、みんなのこと愛してまーす♡(©松田元太さん)